今回は「GNP」と「GNI」について話したいと思います。
英単語の頭文字をとって並べたなんて、ハードすぎるなぁ。
孵化して1日のわりには語彙力あります。
こんがらがってきそうだわ。
以前の記事にGDPについてごく簡単に書きました。
GDPはわかりやすく言うと
「国内で一年間に儲けた金額の合計」ということでした。
今回はGNPとGNIについて、またごく簡単に書きたいと思います。
GNPとは、「国民総生産」と訳され、わかりやすく言うと
「国民が一年間にもうけた金額の合計」を指します。
どういうこと?GDPとGNPの意味合いが似ているけど??と思うかもしれませんが
GDPは「場所」で判断、GNPは「国籍」で判断というとちょっとわかりやすくなるでしょうか。
GDPは日本で言うと日本国内でもうけた(稼がれた)金額で、
GNPは国民がもうけた(稼いだ)金額ということになります。
よく例えられる例はこういった内容です。
日本人のスポーツ選手がアメリカで大活躍して何億も稼ぐことになりました。
しかしこれは、日本国内で稼がれた金額ではありません、
日本人という日本国籍の人が外国で稼いだ金額です。
そういったものはGNPに含まれることになるのです。
最近では働き方が多様化して、日本国籍で海外で活躍する方、
それによって日本国外での所得が多くなったので
GNIという言葉がでてきました。これが、「国民総所得」と訳されます。
わかりやすくいうと、「国民が国内外で得た所得」ということになります。
GNIはGNPの代わりの言葉となって
意味合いとしても同じようにとらえられることが多いです。
国民が海外で活躍する方が多くなったので「GNI」という言葉で表現されるようになったのですね。
人間でもいるじゃないのさ、ほら、ピーターパンなんちゃらってやつ!