今注目の【Z世代】

~彼らが日本経済の未来を担っている!?~

 皆様こんにちは。猛暑続きの日々ですが、いかがお過ごしですか。

さて、今回は日本経済の未来を担うであろう【Z世代】についてです。

Z世代とは

Z世代とは、現在10代前半~25歳位の若者を指します。(1995年~2010年生まれ頃)なぜ「Z」なのかというと、世紀末~新世紀頃に生まれた世代なのでアルファベットの最終文字である「Z」を引用したようです。Z世代は、日本だけでなく、むしろ欧米諸国で注目され重要視されています。日本は少子化のためZ世代の人口比率は低いのですが、欧米諸国は、Z世代の人口比率が高いこともあり、注目が集まっているのです。

■Z世代の特徴

Z世代を語る上で欠かせないのがスマホの存在です。Z世代は、物心ついた時にはスマホが普及しており、自分が初めて持った携帯電話もスマホです。それに比べ、Z世代より1つ上世代の「ゆとり世代」(20代後半~30代前半頃)は、自分が初めて持った携帯電話はガラケで、家族や友人との連絡、仲間との交流、情報収集などが主な使い道でした。Z世代は、それらの使い道だけでなく「発信する」という新たな使い道が加わった世代なのです。

そのため、Z世代は、買った物、食べる物、飲む物、今居る場所、気に入ったお店、お気に入りの洋服やコーディネート、推しの芸能人やキャラクター、ハマっているゲームやアニメ、マンガなど、TwitterやInstagramなどのSNSを通じて日々発信しています。そのSNSの「フォロワー数」(彼らが発信した情報を見てくれる可能性のある人の数)も身近な友達だけにとどまらず、数千人、数万人いる人も珍しくありません。そのため、メーカーや販売業、メディア業界などでは、Z世代に受け入れられ発信してもらえるかが、ヒット商品や繁盛店になるかどうかを左右するとも言われています。

数年前までは、アクティブシニア(50~70代)が消費社会の主役でした。その理由は、子育てが一段落し、お金や時間や体力にまだ余裕があり、消費する量も額も多いからです。とはいえ、シニアであることは間違いなく、十数年後を見据えた時には確

 

 

実に消費する量も額も減っていくことは明らかです。そんなアクティブシニアに代わって、常に発信し続けるZ世代に、消費社会のけん引役という期待をしているのです。

 

■Z世代をつかむツボ

では、Z世代をつかむツボは何なのでしょう?“さとり世代”などの言葉を世に広めたマーケティングアナリスト原田陽平氏の著書「Z世代」によると、Z世代の特徴は「チル&ミー」だそうです。「チル」とは、まったりとマイペースに居心地よく過ごすこと、「ミー」は私(自分)のことで、自己愛や自己肯定感が高い分、自意識過剰やわがままな面もあるのだそうです。

カフェでまったりしながら、インスタ映え狙いでスイーツやドリンクを片手に撮影し、その写真をSNSで発信し反応を楽しむ彼らはまさに「チル&ミー」です。昭和や平成時代の若者が、車やバイク、ブランド品などに憧れ、それを手に入れるために頑張る姿はZ世代の若者には受け入れがたい感覚のようです。Z世代の彼らをつかむツボは、高級品や希少価値などではなく、自分が快適で幸せになれるもの。お家でまったり快適に過ごすための家電やインテリアグッズ、お家飲みやお家カフェ用のグッズや食材、ファッションも、気合いを入れて着飾る服装ではなく、「ワンマイルウェア」(ちょっとそこまでのお出かけに動きやすくシャレ感のある服装)が流行っています。


お子さんやお孫さんなど、あなたの周りにも【Z世代】の若者がいるはずです。今彼らが興味あるもの、今後注目しているものなどを聞いてみると、新しい発想のヒントになるかもしれませんよ。