ぴょえーる
ぴょえーる
ねぇねぇ、さっさん。
また聞きたいことがあるんだけど。
どうしましたか?
さっさん
さっさん
ぴょえーる
ぴょえーる
デノミネーションって言葉が出てきたんだよねー。
わかりやすく教えてよ!
デノミネーションは、インフレと関係があるのよね!
ココりっこ
ココりっこ
さっさん
さっさん
そうですね、デノミネーションはハイパーインフレなどの急激なインフレに対する策の1つです。
詳しく見ていきましょう。
デノミネーションとは、辞書でひくと、「命名、名称、名義、階級、派、種類、宗派、教派、通貨などの単位」というように紹介されています。
日本語でのデノミネーションの意味は「通貨単位を切り下げる」という意味でつかわれています。
どういうことか?と思うかもしれませんが、関わりが深いインフレーションについて
まずはここでおさらいしたいと思います。

インフレーションとは
継続的に物の価値が上がって通貨の価値が下がることを指します。
例えば、昨日まで1つ50円で買えていたリンゴが、今日から150円になった!
今まで50円で買えていたリンゴに150円のお金を出さないと買えなくなってしまった…というようになってしまうことです。

ぴょえーる
ぴょえーる
そういえば、最近マスクが足りなくなった事あったよねー。普段なら安い中○製50枚入りが5000円超えたりしたよね!
それでも手に入らないくらい…。今じゃ500円送料込みでネットで買えるけど、こういった状態が長く続くとインフレなんだね?

 

インフレは主に景気が良くなると起きやすくなると言われています。

 

最近では2018年にベネズエラでハイパーインフレが起きたために、デノミが実施されました。通貨単位を10万分の1に切り下げました。
さっさん
さっさん

ベネズエラの状況はすさまじく、たとえばジュースやコーヒーをたった今購入して飲んでいる間にも値段が上がり続けるような状態で、物価の価格変動が大変大きく、仕入れができるような状態でなくなってしまいました。
そのような状態なので、各店舗から商品がなくなり、物が不足して、国民は物が欲しくてもお金があっても買うことができないのです。
紙類、薬、食糧、あらゆる物が不足して、おまけに電気も水道などのインフラも止まったり…、
そのせいで、略奪や殺人がたびたび起きるという深刻な状況です。

ぴょえーる
ぴょえーる
え!たくさんお金があっても、物を買えないの?
それくらい物がないんだね!!
お金があっても物が買えないということは、いくら貯蓄があってもそれは無価値に等しいということね。
ココりっこ
ココりっこ
ぴょえーる
ぴょえーる
これまで「お金さえあればなんでも手に入る」と思っていたけど、違うじゃないか!どうなってるんだ!インフレとデノミこわい!
さっさん
さっさん
ちなみに現在の日本は「デフレ」と言われていますが、2024年新紙幣発行のタイミングで日本経済に恐ろしいことがあると囁かれています。
日本の借金のところにさらっと書いているので興味のある方は読んでみてください。
過去記事 日本の借金

デノミネーションに話が戻りますが、ベネズエラの通貨だと馴染みがないので
万が一日本でデノミが起きたと考えたとします。
日本の通貨を100分の1にすることになったとします。
すると1000円は10円の価値になります。

ぴょえーる
ぴょえーる
お金持ってたら大損じゃないか。
ベネズエラなんて、10万分の1までお金の単位を切り下げたのよ。10万円持ってたら1円の価値にしかならないってことよね。
ココりっこ
ココりっこ
ぴょえーる
ぴょえーる
もう、なにがなんだか、だよね。お手上げだよ。
ベネズエラの一ヶ月の平均賃金が日本円で600円程度ののところ、トイレットペーパー4ロール入りが500円するそうですよ。
さっさん
さっさん

 

 

過去、戦後に日本も同じようなことが起きています。
ベネズエラのようなことが絶対にないとは言い切れないかもしれませんね。

過去記事 日本の借金

 

 

まとめ

デノミを実施する主な理由としては、
急激なインフレが進み、物の価値が上がってしまうとお金の価値が下がるため、

大げさにいうとリンゴ1個買うのに大量の札束が必要ということになる。

リンゴ1個買うのに、いちいち大量の札束を持って買い物に行くことを想像してください。
レジでの支払いの際に計算やお金の確認など時間もかかり、様々な面倒くさいことが起きます。
混乱もするでしょう。

そこで、デノミを実施して、お金の単位を下げることで、
例えば現在の100000円を新1000メン(単位名は勝手なイメージです)と同じにしますよ、という風にするイメージと考えてください。